In vivo共焦点ラマン分光装置

gen2-SCA

ラマン

皮膚組成をin vivoで測定できる、皮膚測定専用では世界初の装置です。 共焦点法により、一定の深さごとに「皮膚内部の組成(水分・NMF・尿素など)」を測定でき、皮膚に塗布した物質の皮膚への影響や浸透具合なども分析、測定できます。

皮膚計測・数値化

特長

・『皮膚の組成(水分・NMF・尿素など)の測定』ができます。
・『塗布した物質の皮膚組成への影響を分析』することができます。
・『塗布した物質の浸透の深度と量を測定』可能です。(物質による)
・操作が簡便で、短時間の準備で使用可能。
・安定性が高い・・・経日データを比較できます。
・情報はin vivo無侵襲かつ高解像度で得られます。

原理

分子内の原子は「振動モード」と呼ばれる均衡の位置を保つように動いています。
光が分子と相互に作用すると、ラマン散乱が起こります。
ラマン散乱は分子特異的です。
複雑な混合の中で、全ての分子の各々の信号がラマン分光を構成します。
各々の分子のラマン信号強度は、その濃度に相関しています。
従って、ラマン分光は、サンプル内の分子の組成について、定性的、定量的な情報を提供します。
サンプルは気体、液体、溶液、浮遊物、固体、そして生体組織をも対象となります。

皮膚内部の水分(ラマン水分プロファイル)

左図は、前腕で測定した典型的なラマン水分プロファイルです。 保湿効果を目指した製品の塗布前後のin vivoでの角層内の水分プロファイルが無侵襲で得られます。
*左図は、同じ人の前腕内側4箇所の異なる部位で続けてスキャンしたグラフです。
相違は、実際の部位差を示しています。 同じ部位でスキャンを繰り返すと、殆ど違いがありません。 解像度は5μm以下、データ取得時間は1分以下です。 (P.J.CFaspers et.al., Journal of Raman Spectroscopy 31, 2000 参照)

ラマン分光装置レンタル(有償)について

試薬塗布物をご持参いただき、「皮膚組成の変化」および「塗布物質の浸透」をご確認いただけます。
結果データは、後日お送りいたします。 場所については、繊細な装置のため、インテグラル本社(東京)を基本とさせていただいております。

※まず最初に、ラマン散乱の有無をin vitroで確認し、散乱を検出できない場合は「中止」とし、費用はいただきません。
*詳細につきましては、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。詳しい内容をお送り致します。

レンタルをもっと便利に簡単に

ラマン分光装置のレンタルをもっと気軽に行っていただけるようオンライン予約表ができました。
リピーターの方をはじめ、とりあえず機器のスケジュールを押さえたい方も是非下記よりお申込ください。

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